2025/06/16 生活コラム

カンボジア(プノンペン国際空港)入国方法とプノンペン市内への移動方法

プノンペン国際空港入り口外観 プノンペン国際空港入り口外観

カンボジアへの入国とプノンペン市内への移動について詳しく解説します。パスポートやビザ、入国カード、税関申告など、スムーズな入国のために知っておくべきポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

入国手続きの流れ

①出発前:
1.e-Visa(事前にオンラインで取得)またはアライバルビザの取得(空港で取得可能)
2.Cambodia e-Arrival Cardの申請

②空港での手続き:
1.チェックイン時に必要書類を提示
2.セキュリティチェックを通過

③カンボジア到着後:
1.入国審査で必要書類を提示
2.入国スタンプを受ける

入国に必要な書類

カンボジアへの入国に必要な書類は、渡航目的や国籍、入国方法(空路・陸路)によって異なります。以下に、一般的な観光目的での入国に必要な書類をまとめました。



一般的な観光目的の入国に必要な書類


1. パスポート




  • 有効期限:入国時に少なくとも6か月以上の残存期間が必要です。




  • 状態:破損やページの欠損がないことが求められます。




2. ビザ




  • 取得方法





    • e-Visa(電子ビザ):オンラインで申請可能。手数料は36米ドルで、3営業日前に申請が必要です。申請は公式サイト(https://www.evisa.gov.kh/)から行えます。




    • アライバルビザ(到着時ビザ):主要空港や一部の陸路国境で取得可能。手数料は35米ドルで、必要書類としてパスポート、証明写真(縦4.5cm×横3.5cm)、出入国カード(Cambodia e-Arrival Card)ビザ申請書が求められます。




    • カンボジア大使館での事前取得:在日カンボジア大使館や領事館での申請も可能です。手数料や必要書類は各窓口で確認してください。





Cambodia e-Arrival Card(電子到着カード)

Cambodia e-Arrival アプリのロゴ Cambodia e-Arrival アプリのロゴ

Cambodia e-Arrival について

カンボジアでは、2024年7月1日から「Cambodia e-Arrival Card(CeA)」というオンラインシステムが導入され、入国、税関、検疫手続きがデジタル化されました。これにより、従来の紙の入国カードや税関申告書は廃止され、すべてオンラインでの申請が必要となります。
また、入国の7日前から登録可能となります。


申請手順
1.登録:パスポート写真と情報をアップロード
2.e-Arrivalカードの記入:旅行日程、滞在先、健康・税関申告情報を入力
3.QRコードの取得:申請完了後、QRコードが発行されるので保存または印刷
※QRコードは入国審査時に提示します。


注意点
・ビザを持っていても、CeAの申請は必須です。
・申請が間に合わない場合、空港で提供されるタブレットを使用して手続き可能ですが、時間がかかる可能性があります。
・現在、空路での入国者が対象であり、陸路や海路での入国者は紙の入国カードを使用する必要があります。


アプリの特徴
・言語対応:日本語を含む多言語対応
・QRコードの保存:アプリ内でQRコードを保存でき、インターネット接続がなくても提示可能
・編集機能:申請後、入国審査前であれば情報の修正・再提出が可能


公式情報
・公式ウェブサイト:https://www.arrival.gov.kh/
・iOSアプリ:https://apps.apple.com/kh/app/cambodia-e-arrival/id1492455515
・Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=cambodiaarrivalform.immigration.gov.kh&hl=en&gl=US

CeAはカンボジアの入国手続きを効率化し、旅行者にとっても便利なシステムです。日本語にも対応しているため、安心してご利用いただけます。

アプリ アプリ
言語セレクト 言語セレクト

空港でSIMを購入

プノンペン空港でのSIMカード購入

プノンペン国際空港の到着ロビーを出ると、各通信キャリアのSIMカードショップが並んでいます。代表的なキャリアは以下の通りです:

①Smart(スマート)
②Metfone(メットフォン)
③Cellcard(セルカード)

これらのショップでは、旅行者向けのプリペイドSIMカードを購入できます。店員がSIMカードの挿入と設定を行ってくれるため、SIMフリーのスマートフォンを持参するだけで簡単に利用開始できます 。

購入時に必要なもの

パスポート:購入時に提示が求められます。
現金:支払いは現金のみ対応している場合が多いです。

SIMフリーのスマートフォン:日本で購入したスマートフォンはSIMロックがかかっている場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします

料金プランの例

各キャリアでは、旅行者向けにさまざまなデータ容量と有効期限のプランが提供されています。例えば、Smartでは以下のようなプランがあります。

5 USD:2GB / 7日間
10 USD:6.5GB / 30日間
15 USD:11GB / 30日間
20 USD:15.5GB / 30日間
30 USD:27.5GB / 30日間
35 USD:31.5GB / 30日間
これらのプランには、SIMカードの料金も含まれています 。


おすすめのキャリアと選び方

Smart:インターネット速度が速く、料金プランも多彩で、旅行者に人気があります。
Metfone:カンボジア国内全域でのカバレッジが広く、郊外への旅行予定がある方におすすめです。
Cellcard:通話品質が安定しており、現地の人々にも広く利用されています。

ご自身の旅行スタイルや滞在期間に合わせて、最適なキャリアとプランを選択してください。

 

空港から市内への交通手段

プノンペン国際空港(PNH)では、到着後にタクシーを予約するための専用マシンが設置されています。これにより、事前の交渉なしでスムーズに移動手段を確保できます。

タクシー予約マシンの利用方法
場所:入国審査後、荷物受け取りエリアの背後に設置されています。
操作手順:画面の指示に従い、目的地をGoogleマップ上でピンを立てて指定。
料金の見積もりが表示される。
クレジットカードで支払いが可能。
特徴:英語対応のインターフェース。

現地通貨(リエル)または米ドルでの支払い。
事前の交渉なしで料金が確定。

料金目安
例えば、通常9ドル程度で行ける距離が、マシンでは16ドルとなるなど、利便性の代わりに若干割高となる場合があります。


配車アプリの利用(オススメ

タクシー予約マシンの他にも配車アプリを利用することができます。
Grab:東南アジアで広く利用されている配車アプリ。事前に料金が確定し、乗車場所も指定可能です。
アプリはスマートフォンにインストールして利用します。空港内でもWi-Fiが提供されている場合があるので、インターネット接続を確認してから利用すると良いでしょう。

プノンペン空港の場合、Grabのピックアップ場所が指定されています。
空港駐車場の外のGrab Pick Up Stationまで移動が必要です。


料金目安

Grabの場合、空港から市内までトゥクトゥクで約5ドル、普通車で約9ドルです。
*時間帯や天候により変動します。


Grab配車アプリについてはこちらから:https://volonterealestate.com/news/02-5/

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