2025/01/16 コラム

カンボジアの交通事情

都市部の交通

10年前のカンボジアと比べると遥かに便利で快適になったと思います。
道路の舗装がされ、信号も増え、街灯も増えました。
しかし、カンボジアでは交通ルールの確立・遵守が浸透しきっていないため歩くときなどは周囲への注意が必要になります。

カンボジアの移動手段は主にトゥクトゥク、タクシー、市内バスです。
日本のような電車や地下鉄はないです。
プノンペンの都心部で路線バスの利用ができ、その他の地域ではまだ普及していないのが現状です。


①トゥクトゥク

カンボジア内での移動はトゥクトゥクで十分と言えるほど便利で安い交通手段になります。
後ほど紹介する配車アプリを使うと、すべてアプリ内で解決するのでスムーズに乗れます。

トゥクトゥク(3~4人乗り) トゥクトゥク(3~4人乗り)

トゥクトゥクは窓がなくオープンエアーなので、周りの景色をみながら風を切って気持ちいいです。
しかし、車道などを走るので砂埃や排気ガスがすごいです。(マスクを着用すると良いです)

また、トゥクトゥクの外からひったくりに遭う可能性もあるので、スマートフォンや荷物には注意したほうが良いです。

雨の日はドア両サイド上部に巻かれてあるビニールシートが降ろされ、雨に濡れないようにしてくれます。
とは言ってもカンボジアはスコールなので強い雨風で濡れてしまう恐れがあります。

雨の日のトゥクトゥク 雨の日のトゥクトゥク

②タクシー

タクシーもトゥクトゥクと同様に配車アプリで呼ぶことが可能です。
トゥクトゥクよりは値段が高いですが、エアコンもあり快適に目的地まで移動できる手段です。

空港にあるタクシー 空港にあるタクシー

③バス

プノンペンでは、日本と中国の援助によるバスが市内を走っています。都市部を中心に13路線あります。
乗車料金は1500リエルで、乗車時に料金箱に入れます。ただし、お釣りは出ないため、小銭を用意しておく必要があります。降りたい停留所が近づいたら、停車前にボタンを押して知らせます。バス停の路線図を確認しながら上手に活用すれば、安く市内を移動できます。

ただし、渋滞にハマってしまうと遅れることがあるので時間に余裕を持って利用すると良いでしょう。

市内バス 市内バス

配車アプリなら「Grab」がオススメ

「Grab」はマレーシア発の配車サービスアプリで、今となっては、東南アジア旅行ではなくてはならないツールのひとつです。また、料金はアプリ内に表示がされているため、金額の交渉の必要もありません。

【使い方】
アプリをダウンロードし登録を済ませたら
①自分の現在地と行き先をアプリ内に入力
②乗り物のタイプ(車・トゥクトゥク・三輪車)を選択(乗車人数によって乗り物のタイプを選択)
③確定ボタンを押すと、自動で近くに停車しているドライバーとのマッチングが始まる
※マッチングが成功したら、画面には「タクシーのおよその到着時間」「ドライバーの名前」「車両のナンバー」などが表示されます。

【乗車料金】
Grab TukTuk:初乗り料金は3, 000 リエル(約0.63USD )、以降 1km 当たり 1,200 リエル(約 0.30USD)
Grab Remorque:初乗り料金は4, 000 リエル(約 1USD )、以降 1km当たり 1,000 リエル(約 0.25USD)
JustGrab(乗用車):初乗り料金は4,000リエル(約1USD)、以降1kmあたり2,000リエル(約0.50USD)
GrabSUV(プライベートタクシー) :初乗り料金は5,000リエル(約1.25USD)、以降1kmあたり2,500リエル(約0.50USD)

【支払い方法】
現金決済の場合は指定された料金を支払います。その際、ドライバーは小銭を所持していないことが多々あるので、お釣りが100~4000リエル程度であればそれも含めてチップとして渡すのもありです。(例:料金3500リエルで支払い5000リエル(1.25$相当)、お釣り1500リエル→チップとして渡す)
キャッシュレス決済の場合はそのままタクシーを降車して問題ありません。

※クレジットカードの登録をしておけば、アプリ内で決済が可能です。慣れない現地通貨のやり取りやお釣りで受け取った小額紙幣を持て余してしまうということもありません。

Grabはいつでもどこでも24時間、車やトゥクトゥクを呼ぶことができる便利なサービスです。
言葉が分からない、見知らぬ場所で地の利がない方でも配車アプリGrabを利用することでスムーズな移動ができるので是非利用してみてください。

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