カンボジア定期預金の金利
現在の日本では低金利が続いていますが、海外には日本よりも金利の高い国がいくつもあります。
海外銀行で資産運用をするにあたり、今注目度が高まっているのがカンボジアの銀行です。
高金利が期待できる、米ドル預金ができるなど多くのメリットがあります。
代表的な4社
①ABA銀行
カンボジア最大の⺠間金融機関であるABA銀行。
アドバンスト・バンク・オブ・アジア・リミテッドとして1996年に設立され、資産、預金、融資、収益性においてカンボジア最大の商業銀行となっています。
85の支店、1,300台を超えるATMを設置しており、中小企業・個人を含む顧客は220万人を突破しています。
ABA銀行は特にデジタルバンキングサービスが充実しており、使い勝手の良いモバイルアプリが特徴的です。
アプリを利用すれば、送金、請求書の支払い、残高確認などがいつでもどこでも簡単に行えます。
最小預金額 100USD~
利息 満期時利払い、毎月払い
解約手数料 無料
課税率 居住者6%、非居住者14%
満期後の取り扱い 満期解約、元金継続、元利継続
※満期時利払いを選択し、途中解約する場合は普通預金口座と同利率の金利が適用されます。
②ACLEDA銀行
アクレダ銀行は、国連開発計画(UNDP)と国際労働機関(ILO)による所得向上・雇用創出のためのプロジェクトの一環で、1993年に中小零細企業を支援するNGOとして設立された銀行です。
2000年10月、専門銀行に移行。本格的な商業銀行として免許を取得したのは2003年12月で、2010年には税引き後利益・支店数・ローンポートフォリオ・貯蓄・払込資本金・総資産においてマーケットリーダー的存在となり、カンボジア経済を牽引しています。
アクレダ銀行は三井住友銀行が筆頭株主であり、さらにオリックスも高い割合で株式を保有しています。日本にいながら郵送で海外口座を開設できるサービスを提供しています。
最小預金額 500USD~
利息 満期時利払い、毎月払い
解約手数料 無料
課税率 居住者6%、非居住者14%
満期後の取り扱い 満期解約、元金継続、元利継続
③プノンペン商業銀行
PPCBank(Phnom Penh Commercial Bank Plc)は、2008 年 9 月に開業した商業銀⾏です。
2021 年 4 月現在、国内 23 店舗(プノンペン市内 16 店舗)の支店ネットワークを持ちながら、
プノンペン市内では、中⼩企業様向け窓口「SME センター」を 3 箇所、VIP 専門デスク「Gold Club」を 6 箇所、そして外国⼈のお客様を各言語でサポートする外国語デスク(ジャパンデス ク、コリアデスク、チャイナデスク)を複数箇所の PPCBank 店舗内に展開しています。
2013 年開設の PPCBank ジャパンデスクは、個⼈・法⼈を問わず、日本からのお客様にとって この国で最も⾝近な銀⾏窓口として、すべての銀⾏サービスを日本語でご案内しています。
最小預金額 500USD~
解約手数料 無料
課税率 居住者6%、非居住者14%
※改定実施日前にお預入れの定期預金口座では、満期日到来までの期間は預金金利に変更は生じません。
改定実施日以降の定期預金満期継続(自動更新)の場合、継続後の機関には改定後の預金金利が適応されます。
SBILyhour銀行
SBIリーホーバンクは、ネット金融大手SBIホールディングスの連結対象子会社です。
両替事業や決済・送金サービス事業などを手掛けるカンボジアの大手財閥LY HOURグループのマイクロファイナンス事業をSBIホールディングスが買収し、2020年3月に新しい日系商業銀行として営業を開始しました。
2024年現在、カンボジア国内全土に50店舗を展開しております。
ノロドム通り沿い、独立記念記念塔のすぐ側に位置するチャムカモン支店には日本人スタッフが常勤しております。
最小預金額 100USD~
解約手数料 無料
課税率 居住者6%、非居住者14%
利率
-減税後の期間終了時に受け取ります。
-利率は毎月計算され、普通預金口座に入金されます。
まとめ
カンボジアでの定期預金は金利が良く、多くの利息が得られる、ドルで預金が可能というメリットがございますが、口座開設前に知っておくリスクもございます。
銀行が破綻した場合の保証はない:
日本の銀行は万が一銀行が倒産したときに、1,000万円を上限に預金者に保障が出るようになっています。
一方でカンボジアの場合はそのような保障は一切ありません。
つまり、万が一銀行が倒産してしまうと、貯金がゼロ円になるリスクがあります。
為替リスクがある:
世界の基軸通貨である米ドルといえども、常に為替変動があります。
米ドル口座を持つことによって、高金利でドル資産を増やすことができるメリットがある反面、万が一ドルが下落すると資産も減ってしまうというリスクもあります。
口座凍結:
カンボジアの多くの銀行では、銀行口座を開設してから1年間入出金がないと口座が凍結されます。
たとえば、2025年1月1日に100万円を預けても、2024年12月31日までに入出金が確認されなければ銀行口座が凍結し、利息収入が得られなくなります。
凍結された場合は、現地窓口に行かなければならない、凍結解除の手続きに費用がかかってしまいます。
※カンボジアでの定期預金口座開設にはメリットとデメリット両方あるということを知っておく必要があります。
また最近では、モバイルバンクを利用すればカンボジア国外からでも定期口座開設や送金ができたり、
カンボジアでの賃料収益を定期口座に入れることでより効率よく資産を増やすことが出来ます。
カンボジアはどんどん発展をしていっておりますので、様々なサービスなども今後増えてくると思います。
弊社で銀行開設サポートも行っております。
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