カンボジア移住

カンボジアは退職後の移住場所に人気
International Livingの2024年、年次グローバルリタイアメントインデックスでは、カンボジア手頃な価格とビザの取得の容易さが重要な要素であり、特にアジアとASEANでトップクラスの退職移住先として認識されました。
カンボジアは東南アジアの中心に位置し、プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルに3つの国際空港があり、2025年7月にプノンペンに開港する新空港「テチョ・クロン・タクマウ国際空港」が期待されています。
都市生活を好む人にとって、プノンペンは理想的な選択肢であり、都市は新しいショッピングモールや住宅と商業の両方の高層ビルで成長を続けています。
シェムリアップは、よりのんびりとしたライフスタイルに好まれる目的地であり、この地域は、世界最大の宗教的モニュメントであり、ユネスコの遺産に登録されているアンコールワット寺院群に近接しているため、特に人気があります。
シアヌークビル、カンポット、ケップも退職者に人気の目的地ですが、近年大きな変化を遂げています。
特にシアヌークビルは大規模な不動産やリゾートの建設により大幅な開発が見られ、今後数年間で沿岸地域を経済と観光の中心地として大きな計画があります。
カンポットとケップは、そのペースの遅いライフスタイルで知られていますが、新しいビーチ、観光名所やリゾートだけでなく、フェリーなどによる継続的な改善された交通アクセスは、ベトナムとタイからの観光にこれらの地域を開放しています。
退職者は、のんびりとした熱帯のライフスタイルを楽しむためにカンボジアに移住しています。
カンボジアに住むことの長所と短所

【長所】
①生活コストを抑えられる
カンボジアは物価が比較的安いので生活コストを抑えることができます。輸入品は少し値段が高いものもありますが、現地のスーパーマーケットで売られている水500mlは、0.25ドル、ビール1缶0.5ドルです。また、食費にもよりますが、1ヶ月で1000ドル前後あれば十分に満足な生活を送れます。
他の東南アジア諸国と同様に、タクシー配車アプリのGrabが普及しています。
最低料金は1ドルを切ることもあり、安く利用でき、とても便利です。
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<カンボジアでの生活費の目安>
項目 | 概要 |
---|---|
家賃 | サービスアパートメント:500ドル~ |
水道代 | 0.30USD/m3~ |
電気代 | 0.25USD/KWH~ |
交通費 | 初乗り料金:0.65ドル~(1㎞:0.30ドル) |
食費 | ローカルレストラン:1食2ドル~/レストラン:1食10ドル~ |
通信費(SIMカード) | 1ヵ月:5ドル~ |
②経済発展とともに生活環境が整ってきている
カンボジアは経済発展の真っ只中です。2023年におけるカンボジアの実質GDP成長率は、5.0%でした。
実際に、カンボジアの首都プノンペンでは、コンドミニアムや高層ビルといった建物が建設ラッシュを迎えています。映像で見るのではなく、経済成長を活気ある人々と一緒に肌で感じながら生活を送れるのが魅力です。
カンボジアの人々の暮らしに大きく貢献しているのが、日本から進出したイオンモールの存在です。近年カンボジアに3つのイオンモールが完成し、連日賑わっています。
モール内にはダイソーやノジマなど日系のテナントも多数入っているため、日本人にとっても非常に便利だと評判です。

③米ドルが流通している
カンボジアでは、1970年代から米ドルが流通し始めました。自国通貨「リエル」とアメリカの「米ドル」が流通しています。不動産・自動車などの購入のような多額な決済は米ドルで決済するのが一般的です。また、金融機関での預金も、米ドルに対応しています。東南アジア諸国では、現地の通貨での預金が一般的であるため、国際基軸通貨である米ドルで預金できることは大きなメリットです。
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④退職ビザが利用可能になった
カンボジアは空港到着時に利用できる専用のリタイアメントビザ(ERビザ)を開始しました。55歳以上の外国人は最長12か月(毎年更新可能)のビザを取得することができます。(できれば先進国からのパスポートを保持していること)
カンボジアのリタイアメントビザを取得するには、まずカンボジア入国の際に通常のビザ(Eタイプビザ)を申請する必要があり、1か月後に旅行代理店またはビザブローカーを通じて最大12か月間延長できます。約300ドルの費用で申請が可能です。

<必要条件>
1. 有効期限が6ヶ月以上のパスポート
2.ビザ発行のためのパスポートの空白のページ
3. パスポートの写真
4. 退職または年金制度の証明*
5. 健康診断書
6.犯罪歴チェック
*1,500米ドル以上の年金または退職所得の資格があること(早期退職基準を満たしていない場合は2,500米ドル)
【短所】
①インフラが整っていない
急成長しているカンボジアですが、交通や電気、水道などのインフラはまだ完全には整っていません。特に地方都市では、交通機関が限られており、移動に時間がかかります。また、予告なしの停電や断水も発生することがあります。日本のような高度なインフラ環境と比べるとまだ差があります。
②医療体制が不十分
カンボジアの医療水準は日本に比べてると発展途上です。特に高度な医療技術や設備は不足しているので、緊急性の高い病気や怪我の場合には、タイやベトナムの病院に行って治療する方が多いです。また、日本語が通じる病院は限られているので、医療に関する不安は移住前にしっかりと解消しておく必要があります。
日系の病院についてはこちらから↓
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③軽犯罪への注意
カンボジアでは軽犯罪が発生することがあるため、特に外出時は注意が必要です。観光客を相手にした窃盗事件が発生しているので、観光地や繁華街では貴重品の管理を徹底する必要があります。また、エリアによっては夜間の外出は危険なので、避けるようにしましょう。凶器を持っている可能性があるので、貴重品を取られても抵抗したり、追いかけることは避けましょう。

まとめ
カンボジアは温暖な気候、美味しい食事、手ごろな生活費、親しみやすい文化が魅力の国です。カンボジア人も親切で親日な方が多く、若者の多くは英語が堪能です。
移住前にはメリット・デメリットをしっかりと理解し、適切な準備を行うことが大切です。特に、ビザ取得や生活費、医療体制、治安(住むエリア)などの情報を事前に収集しておくことが重要です。カンボジア移住を考えている方は、1度旅行や、短期滞在をすることをおすすめします。前もって準備をし、安心して新しい生活をスタートさせましょう。
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